資格試験の予備校

先日TVにて「資格試験の予備校」に通う生徒たちに焦点を当て追いかけた。

なぜ、これを記事にしようかと思ったのか?

生徒の一人のおじいさん?から驚きの動機。司法書士の資格を取りたいですって

司法書士はいかに困難な国家試験かお分かりかと思います。

合格まで詳しく解りませんが、難しいことは知っていました。合格してからも

10年以上も実務経験が必要で一人前になるまで年々もかかる上級試験です

生徒さんの年齢は77歳とのこと。なぜ資格を取りたいと思った?の問いに

何かやらないと、人として生まれた意味がない」の返事

令和4年受験者12727人中、合格者660人、合格率5.2% 超難関

他の選択は?他の道はなかったのか?

私も50歳になって、一級と名の付く資格やプロの資格を仕事をしながら獲得したが、それは定年後に不安があったからである。並大抵の努力では達成できなかったが、今は良かった思っている。

しかし彼は77歳。年金受給者のはず。何かやるにも体は動かないが頭は動くって感じかな。

私ならやらない。釣りに行く。日本人は年齢を気にする。名前の最後に年齢が出る。

例えば年金受給者の70歳でも何か始めるにも年齢は関係ないと思うだろうか?

このTVを見ていたらある方の生き方を思い出した。

 

視聴率100%男、萩本欣一さんである。73歳の時(2015年)駒澤大学仏教教育部に入学、2019年自主退学するまでのやり取りを一部見ていた。

たしか単位をとれない萩本に事務局の人から「こうすれば単位取れますよ」とやり取りしていた。そこで萩本は「先生、私単位取に学校に来ているんじゃないんです。勉強しに来ているんです」皆さんどう思います?  私は私の頭を殴られた衝撃がありました。

私は60歳を超えました。あと何年生きれれるのか?何もしないでぼーっとして終えたいか。たとえば90歳まで生きたとして、20年後の80歳まで二本足で動けているか? 寝たきりになっていないか? 認知症になっていないか? このブログを続けていられるか? 未来のことは解らない。

 

77歳の男性生徒さんの他の若い生徒で、仕事をやめ、勉学に励んでいる。「なぜ」の問いに「一度しかない人生、好きな仕事をしたい」。とのこと
いまさらながら私の人生を振り返ると「失敗した」と思った。私は結婚して子供を育てるため必死になって働いた。子供も独立し、ふと気が付いた時、好きなことをやろうと思ったが特殊な仕事ゆえ世間には全く役に立たない。人のためにもならない。この40年間なにをやっていたんだ。と

 

77歳の生徒さん何かふっきれたのかと思う。結果はともあれ死ぬ最後の時まで足跡を残したいのだろう。亡くなる前日までやっていたとの話題は何度か聞いたことがある。力尽きるまで続けたものとは。今からでも遅くない。さー始めようって思うのがすごい。凡人の私には理解できない。

 

秋元康作詞のAKB48の365の紙飛行機の曲。「思い通りにならないとき明日頑張ろう」や「その距離を競うより、どう飛んだか、どう飛んだか」「折り方が知らなくてもいつの間にか飛ばせるようになる」

 

77歳の生徒さん、好きな仕事のために努力している若い生徒さん、応援しています