いつ来るか分からない大地震。備えておくべき物は。体験者が語る③

相次ぐ大地震に見舞われる日本列島。いつどこに来るか分からない。その備えは

5月に入って震度4以上が、石川県で6回、北海道で1回、青森県で1回、千葉で1回、鹿児島県で2回。震度4以下を合わせるとまだ5月中旬の今日17日にも拘わらず異常な数の地震が起きている。

福島県沖で発生した去年の2022(令和4年)年3月16日23時36分、震度6強。この地震で体験したこと

この地震により、宮城、福島で4人が死亡、247人が負傷し、5万棟以上の家屋が被害を受けた。

床に入り眠っていた深夜23時36分。携帯が鳴り、その後地震発生、何の準備もない中突然起こされました。
真っ暗な中、枕元にあった懐中電灯を手探りで探し、部屋の床を照らした。
蛍光灯のリモコンが眠る前に置いたところに無い。眼鏡も見つけた
やっと見つけてTVをつけた。電気は来ているようだ。
津波注意報がテレビで流れ緊張が走った。結局津波石巻で31㎝で済んだ。津波の被害はない。

1階で就寝の準備をしていた嫁は外に出ていたが、2階で眠っていた私は部屋中メチャメチャで部屋から出れない。2メートル位のカラーボックスが倒れていて中身も散乱、行く手を阻みました。
今回は枕元に靴を置いていなかったが、ガラスなど足を切るようなものは幸いなかった。もし足をガラスなどでけがをしていたら大変でした。

通路を確保して20分かかってやっとの思いでなんとか外に出た。
避難した町内の方々も外に出ており無事が確認された。町内の多くはお子さんが独立し、高齢な方が多く、時間も時間なので心配しました。

携帯が無い。

地震でをどこかに飛んで行ったようでした。
結局落ち着いてから探したらベットの下から出てきた。見つからなかったら誰とも連絡が取れないのでとても大事ですね。

緊急の時とりあえず必要なものを分かるように手の届くところへ置くこと

懐中電灯
メガネ
携帯
蛍光灯のリモコン
TVのリモコン
小型ラジオ
靴またスリッパ

これらを衝撃で飛ばないように籠などの入れ物に収納して、手の届くところに置くようにしておくととっさの時役に立ちます。参考まで

 

もし、家具が倒れて動けなくなっていたら、もし、就寝中に物が落ちて頭や足にケガをしたら、動けなくなった所に火事や津波にあったらなど考えるとゾッとします

5月5日に起きた石川県の地震では家屋が倒壊している動画が流れた。
地震は1度ではなく大きな地震の後、何度か大きな余震が続く、そのダメージや老朽化などで倒れてしまう家屋があるでしょう。
その際ストーブや家事で火を使っているかどうかにより被害が大きくなるでしょう。阪神淡路大震災では大規模な火事が発生しています。

地震が起きる時間帯にもよりますが、深夜、朝方、食事の支度中など起きると怖いですね。でも地震がおきる時間は指定できません。いつ来てもいいように準備や心構えが必要です。

我が家ではこんなことしています

食器棚を天井に固定しています

見た目は悪いですが、私は度重なる震度4以上の地震を経験していますが、とても有効です。一度も倒れたことはありません。
段ボールを重ねて、天井との隙間があれば、新聞紙や段ボールの一部を詰め込んで埋めます。

以前は突っ張り棒をした時がありました

市販の突っ張り棒

メーカーさんには申し訳ありませんが、震度3以上で何度か落下しました。重量もあるので危険です。私の設置の仕方が悪いのかもしれません。地震が縦揺れか横揺れにもよります。体の近くには設置するのは怖いですね。
もし使用するなら2つを固定するとやや安定します

このようにヒモ等でしっかり2つを固定します

結束バンドなどでしっかり固定するとなおいいです。我が家では段ボールで固定してするのがいいと思っているので本棚などにも使っています。

本棚は2011年以来この状態です

見栄えが悪いですが、本棚のすぐ下で寝ているのでこれで安心です。

我が家では食器崩壊対策でこんなことしています

これも見栄えが悪いですが、写真でも解るように、棚の中の物を籠に入れています。
これで食器棚から飛び出しにくくなります。
以前の地震では食器棚は倒れませんが、揺れで扉が開き、食器が飛び出し壊れました。
扉もテープで固定していましたが震度5以上ではあまり効果が無いようです。

食器の配置場所を変えるだけで落下を防げます

重く壊れにくいものを下に、壊れやすいコップやカップなどは中段、タッパーやプラスチック製のものは上段に。
配置を変えるだけで被害が最小限に抑えられます。
食器や家具、ガラスが床に散乱するとそこを通ることができず大変危険で、避難ができない事ですね

参考にしてください