前総理の安倍暗殺の悪夢は教訓として生かされていないと思っている

見た目は比較的どこにでもいるような青年が起こした事件

和歌山市雑賀崎漁港に衆院補選の応援演説のために訪れた日本のトップ現首相の岸田文雄の近くに何者かが爆発物が投げ込まれた事件。たくさんの聴衆のなかで行われた暴挙。犯人の動機・目的は複数あるものの一般人を巻き込む大変危険な行為。幸いけが人がなかったが、爆発物の精度が高く爆発するまでの時間が短くなお威力が実物並みに大きい場合を考えると現場は修羅場になっていたであろう。どのような自分の言い分・主張などを通すために事を起こし、広く世間に知らせる目的だとしても、民間人を巻き込むのはやめてほしい

岸田首相が選挙の応援中に襲撃

昨年2022年7月8日、奈良県奈良市近畿日本鉄道大和西大寺駅駅前にて、前総理安倍晋三氏が選挙の応援演説中に銃撃され死亡した事件がありました。7mまで接近し一発、命中せず、さらに前進し5mで2発目。それが安倍氏が死亡する致命傷になった。
問題は犯人が5mまで接近できたこと
安倍氏はSP等に守られていたにも関わらず、犯人が作った手製の銃で命を落とした


警察庁

8月25日、銃撃事件の警護態勢について「警護計画に明らかな不備があったため、警護員が適切に配置されず、後方警戒の空白を生じさせた」とする検証報告書を発表。また同日、警察庁中村格(いたる)長官が引責辞任奈良県警の鬼塚友章本部長は「適切な警護計画を作成しなかった」などとして減給処分.
奈良県警言い訳としては、同年6月25日に茂木敏充自民党幹事長が同じ場所で街頭演説をした際にトラブルがなかったことから、この時の警護計画を安易に踏襲。警察官を若干増員しただけ、後方の危険性についても具体的に検討しなかった。

警察庁は再発防止策についても併せて公表した。これまで事前の情報収集や警護計画の作成などは都道府県警に委ねられていたが、今後は要人が訪れる場所、演説や視察、講演など要人の活動内容などのケースごとに警察庁が警護計画の基準を設け、都道府県警がそれに基づいて計画を作成しているかをチェックする。と言っていたそうだ。
護衛、警備側は過ちを認め、引責辞任しただけでは本来収まらない。やめるならセキュリティ対策をしっかりしてからやめてほしいものだ。

過去に


伊藤博文元首相がハルビン駅で銃撃され死亡。原敬首相が東京駅で刃物で刺されて死亡。浜口雄幸首相は東京駅で銃で撃たれ死亡した。5・15事件や2・26事件で犬養毅首相や首相経験者らが亡くなった。安倍氏の祖父にあたる岸信介首相が首相官邸で右翼活動家に刺されて重傷。浅沼稲次郎社会党委員長が17歳の少年に刺殺された。

1963年ダラスで暗殺されたジョン・F・ケネディの教訓

1963年にダラスでオープンカーに乗って車で移動中に狙撃され死亡した。
以後爆薬探知犬・金属探知など警護・警備の大きな改善が行われた

銃社会米国の警護と安全:シークレットサービスを間近で見た経験から【安倍元首相銃撃】↓

日本は銃社会ではないが、今回の殺傷能力が高くなるボルト・ナットを入れた手製爆弾や安倍氏暗殺時は手製の銃がSNS等で人を殺害できる武器が作ることができる。
しかし、欧米ではケネディ暗殺以来ハイレベルな警備体制を確立し、長年維持されている。当たり前と言えば当たり前なのだが、要人に近づけるのは正式に検査を受けた者だけで、今回はノーチェックの人物が爆発物を持って接近できている。しかも実行できた。

安倍前総理の事件から一年も経過していないのに

どうも他人事。他の国で起きたこと。まさか自分の所では。たとえ警備レベルをどうやったらあげられる?どこかを参考に。何から始めたら?を今も続けているのでしょう。前回「6月25日に茂木敏充自民党幹事長が同じ場所で街頭演説をした際にトラブルがなかったから」と同レベルの警護は間違いではないか。

前回と観客も同じでない。逆に犯行に及んだ者は「参考」になったはず。

たとえ今回の件で警察庁など警備に関するマニュアルが変わるだろうが、また起こると思う。なぜなら事を起こせば自分の主張が表に出るからである。昔、作家の三島由紀夫自衛隊市ヶ谷で起こした事件は承知の通り。自分の主張を警察や弁護士やSNSで行っても「たかが知れている」そこでヤケノヤンパチで決行する。安倍前総理を殺害したのも理由がメディアを通じて次から次と芋ずる式に出てきた。警護がこの程度なら犯人は「やれる」と思っことだろう、

偶然だけど

昨日からこの記事を書いていたが、今日「ロバート・ケネディ・ジュニア氏、大統領選指名争いに出馬表明…伯父はJFK」の知らせ。偶然でしょうが気持ち悪い。
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